〜ラウンドをするための準備〜

−必要書類−
　私のポンコツ君の値段はＡ＄２、０００也。同じ英会話学校に通
っていた日本人から購入しました。オーストラリアで車を運転する
には、以下の書類が必要になります。

１．Certificate of Registration
２．Green slip
３．Pink  slip

１番目は直訳すれば”登録証明書”になります。これは車の持ち主
が誰であるか証明するものです。この紙には車の車種や製造年度、
ナンバー、エンジンナンバーが書いてあり、車の売買をする際は、
この紙をＲＴＡと呼ばれるところに提出する義務があります。

２、３番目はそれぞれ直訳すれば”緑色の伝票”、”桃色の伝票”
になってしまい何の事だか解りませんが、この二つは自動車保険の
事です。

緑色が日本で言う自賠責保険で、車を所有したらこの保険料の支払
い義務が発生します。桃色が任意保険で、日本と同様に対人対物の
保険があります。私は対人無制限のみ入っていました。

私は以上の書類を提出して、車の運転をしていましたが、普通はこ
れ以外にＮＲＭＡという物があるので、これに加入します。これは
日本で言うＪＡＦにあたるものです。日本と比べかなり古い車が現
役で走っているオーストラリア。入らないでの運転は無謀かもしれ
ません。

なお上記の事は、あくまで私がそうだったというだけで、正しい保
証はまったくありません。私の住んでいたＮＳＷ州以外では、これ
とまったく違う方法でやられているかもしれません。

もしオーストラリアで車を購入するとしても、現地で色々な事を調
べるようにしてください。

−免許証−
免許証に関してはいろいろな噂が流れていました。私は日本で国際
免許証を取得したので恐らく問題はなかったと思いますが、聞いた
話しだと、ＮＳＷ州では、日本の免許証が使えてしまうとか…。国
際免許証を持っていてもＮＳＷ州に３ヶ月以上住んでいたら、オー
ストラリアの免許証をとらなくてはいけないとか…。うーん真実は
如何に…。

−車の修理点検−
普通に市内を走る分には問題無いと思いますが、オーストラリアを
一周する際は絶対に絶対に、修理点検を行いましょう。そうしない
と冗談抜きに死ぬ危険性があります。

オーストラリアは大陸だけあって、非常にデカイです。そのため、
次のガソリンスタンドが２００ｋｍ先にしか無かったりする場合も
あります。その上、内陸部は砂漠地帯なので非常に暑いです。

もしも車が故障して、その場から動けなくなってしまうと、ギンギ
ン輝く太陽のもとで、干からびてしまう可能性があります。現実に
そうやって死ぬ人が年間に何人かいるそうです。多少金を掛けても
修理点検は行いましょう。

−キャンプ用品−
これはそんなに神経質になる必要はないと思いますが、人数分横に
なれるテント、鍋、ガスコンロとかがあれば大丈夫だと思います。
まあ寝袋とかがあれば便利だと思いますが、私は金銭的な問題で持
っていきませんでした。

−その他必需品−
まずは予備のガソリン。これは絶対に必要です。上にも書きました
がガソリンスタンドが無い所は、本当にありません。ガソリンが無
くなって車が止まってしまったら、ドジ以外のなにものでもありま
せん。それで死んでしまったら、悲しすぎます。絶対に持っていき
ましょう。似たような理由でバッテリー、スペアタイヤも持ってい
った方がいいでしょう。

次に水が必要です。これは何かがあった時に飲む事が出来るという
のと、車がオーバーヒートした時にエンジンにぶっ掛けて上げまし
ょう。これもかなり重要度が高いです。

あとはサングラスを掛けて、クーラーボックスでキンキンに冷やし
たコーラと、ご機嫌な音楽があれば言う事無しです。